監査チームはどのように構成されるのでしょうか?

質問

監査の際に何人か会計士の方がいらっしゃいますが、会計士検索をしたところ個人で事務所を持っている方が含まれており、監査契約を締結している監査法人に所属していることは書かれていませんでした。なぜ監査法人に所属していない方が監査チームに含まれるのでしょうか?

回答

(監査法人と監査契約を締結した場合)
監査法人に所属している公認会計士で監査チームを構成します。「所属」には、①監査法人の社員②監査法人に雇用されている公認会計士、③雇用されずに業務委託を受けている公認会計士が含まれます。

(公認会計士個人と監査契約を締結した場合)
個人の公認会計士事務所で雇用している公認会計士、雇用されずに業務委託を受けている公認会計士で監査チームを構成します。

監査チームの構成

監査チームとは、実際に監査業務を行う公認会計士等の集団です。通常「監査責任者」と「補助者」で構成されます。何人で構成されるかは監査対象会社の規模によって異なります。

  • 監査責任者:監査報告書に署名をする公認会計士。最低1名〜多くても3名(4名以上はかなりレア)。監査契約書で明示される。
  • 補助者:監査の実務を行う公認会計士、又は公認会計士資格を有さない者。会社の規模により人数は変動する。監査契約書で明示される場合と明示されない場合がある。

監査責任者は公認会計士でないとなれませんが、補助者は公認会計士である必要はありません。

なお、補助者の中で監査現場を取り仕切る者、を「主査」「主任」「インチャージ」といった表現で区別する場合があります。監査チームとのやり取りは「主査」を通じて行うことが多くなるので、押さえておくと良いでしょう。

雇用されている公認会計士と、業務委託契約を締結している公認会計士

監査法人に所属している公認会計士は、大きく次の3種類に分けられます。

  • 社員:監査法人の出資者(株式会社でいう株主)。代表権を持つ「代表社員」と代表権のない「社員」がいるが、どちらも監査報告書に署名することは可能(代表取締役と平取締役のようなもの)
  • 雇用されている公認会計士:監査法人と雇用契約を締結している公認会計士。公認会計士検索をすると、所属している監査法人の名称が出てくる者。監査業界では「常勤」と呼んだりする。
  • 業務委託契約を締結している公認会計士:監査法人と業務委託契約を締結している公認会計士。公認会計士検索をすると個人事務所の名称が出てくる者。監査業界では「非常勤」と呼んだりする。わかりやすく言えばパート、アルバイト。

非常勤の公認会計士でも監査法人の名刺を使って業務を行うことが多く、名刺交換だけだとわからないと思います。興味のある場合には、日本公認会計士協会が提供している公認会計士検索を使って調べてみてください。

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